融資の考え方を知っておこう

融資の仕組み

お金を借りる前提として、私たちが気にしていること、つまり

  • そもそも貸してくれるのか
  • 貸してくれるのなら、いくらまでOKなの?
  • どれくらいの期間貸してくれるのか
  • 金利はどれくらい?

について、貸す側、例えば銀行はどのように考えているのでしょうか?
銀行融資を紹介するサイトでは、融資の五原則などが紹介されていますが、あれは銀行側の姿勢を示した原則であり、我々には直接関係はありません。

銀行は、借り手の以下の点について注意をはらっています。

  • 資金使途
  • 返済原資
  • 保全

資金使途

  その名の通り、使い途です。使い途に正当性や妥当性を問います。
  余談ですが、バブル期はこの資金使途が有名無実化していました。
  例えば、車の購入と謳って、ギャンブルに使うとか、商品を仕入れる目的で、
  実際にはゴルフ会員権を購入したり。
  バブル崩壊により、杜撰な資金使途管理が発覚以降、厳格さが問われています。

返済原資

  いわゆる、返す充てはあるのか?ということです。
  融資したお金を返す能力があるのかないのかです。
  ここで、たいていの方が勘違いをしていることですが、
  返済原資は、状況によって変わります。

  サラリーマンの返済原資が給料と決めつけている方もいますが、
  例えば、サラリーマン大家が投資物件を購入する際の、返済原資は、
  基本的に、給与ではありません。投資物件から得られる家賃です。
  会社経営者が個人的に借入を行うのならば、経営者個人の収入よりも
  その収入の源泉である経営会社の利益を重視します。
  
  返済原資と聞かれて、単純に収入証明を取ればよいという訳ではありません。
  資金使途によって当然ながら変わるのです。

保全

  保全とは、つまり借金のカタというものです。
  仮に、返済が出来なかったときの代替案があるのかないのかです。
  これもバブルの教訓が活かされています。
  現在では、保証人や担保に加え、保証会社による保証制度が存在するため、
  保証人制度自体の見直しや過剰担保の抑制など、我々消費者側に有利に
  なりつつあります。

さて、3つの前提を整理しました。

では、私たちが気になる、
 

   ・そもそも貸してくれるのか
   ・貸してくれるのなら、いくらまでOKなの?
   ・どれくらいの期間貸してくれるのか
   ・金利はどれくらい?

についてまとめると、

・そもそも貸してくれるのか
  →資金使途が妥当で、返済に懸念がなければ基本的にOK
・貸してくれるのなら、いくらまでOKなの?
  →明確な基準なし。資金使途が妥当で、返済に懸念がなければ金額は問わない。
・どれくらいの期間貸してくれるのか
  →資金使途次第。
・金利はどれくらい?
  →資金使途と利用制度、格付次第で決まる

となります。
つまり、明確な諾否はない。例えば金額はいくらまでとかは無い。